ホーム > 事故と放射線に関する基礎知識 > 原子力 > バックフィット制度とは

事故に関わる基礎知識

バックフィット制度とは

政府は、今回の事故の教訓を踏まえて法律※を改正し、世界最高水準の規制を導入するとしています。そのひとつが「バックフィット制度」といわれるもので、発電所の電源の多重、多様化や原子炉格納容器の排気システムの改善など、最新の技術的知見を技術基準に取り入れて、すでに運転をしている原子力発電所にも、この最新基準への適合を義務づけます。最新基準を満たさない場合には、運転停止(廃炉)を命じることができるとしています。

さらに、こうした規制強化をしたうえで、原子力発電所を運転できる期間を原則40年にすることも法律に明記されています。

これまでの原子力発電所の安全規制は、主に事故の発生防止を目的としたもので、過酷な事故(シビアアクシデント)が起こった場合の人や環境への影響を防ぐ取り組み(アクシデントマネジメント)は、事業者の自主的な取り組みに任されていました。法案の成立後は、このアクシデントマネジメントも規制の対象となります。

※「原子力の安全の確保に関する組織及び制度を改革するための環境省設置法等の一部を改正する法律案」