一般財団法人 日本原子力文化財団

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vol.5(2020/4/6)

新型コロナウイルス感染拡大と電力供給



<重要性を増す“電力供給”>

今回の新型コロナウイルスによるパンデミックは、エネルギーにも様々な影響を与えています。
IEA(国際エネルギー機関)は、4月6日ファティ・ビロル事務局長のコメントで、各国のエネルギー関係者と情報交換をしていることをアピールしました。また、先月、ビロル事務局長は、「新型コロナウイルスがもたらした危機によって、電力の安定供給がこれまで以上に重要欠くべからざるものだということが再認識された」と言っています。


<今こそ、強靭な電力供給が欠かせない>

目を転じてエネルギー利用の現場を見てみましょう。“電力供給の重要性・強靭化”がますます欠かせなくなっていることに気づきます。病院や医療施設の状況を思い出してください。現在の医療システムがほぼ全て質の高い“電力供給”に、深く依存している実情が見えてきます。普段の生活でも、腎臓病の患者さんたちの“透析”などの機械は、全て電気で動いています。患者さんの症状にもよりますが、CTスキャンを代表とする検査機器、そして、人工心肺などの生命維持装置なども全て電気で動いているのです。一瞬の停電も許されません。人間の健康と命がかかっているのです。


<医療を支える“電力供給”>

今、パンデミックによる患者の急増が懸念され、“医療崩壊”などと言われるまでになりつつあります。しかし、その医療を支えているエネルギーは、安定した“電力供給”なのです。そして強調したいのは、原子力発電が安定した電力供給のためには、強力かつ現実的な選択だということです。ぜひ、冷静に現実を見ていただきたいと切望します。


<強靭な電力供給を支える“電力マン”>

現場で日々電力供給にかかわっている人たちは、これまでにない重さを背負って、仕事に取り組んでいます。電力供給の第一線には、多くの電力マンが多様な仕事に取り組んでいます。電柱に登って作業する人たち、発電所で安定した発電に努める人、電力システム全体のやりくりをする人たち、この人たちが、強靭な電力供給を支えているのです。
そして、このような人たちが、感染しないように、電力会社では、大げさなことではありませんが、きめ細かな工夫をしています。
ぜひ、多くの皆さんに、このようなことにも関心を持っていただき、電気、エネルギーについての関心を高めていただけるとありがたく思います。


理事長 桝本 晃章



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