活動レポート

京都府立鴨沂高等学校(京都府) 

見学会の様子
  • 活動内容
    • 勉強会、日本原燃(株)見学
  • 実施日
    • 2019年8月6日(火)
  • 参加者
    • 5名
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  • 団体の設立経緯・概要
      高等学校の部活動として、サイエンス全般について調査研究発表等の活動をしている。学校活動としての原子力・エネルギーに関しては、日本の将来のエネルギー源について選択する資質能力をつけることを目的とし、様々な実験や観察等の体験を通して、蓄積したデータの処理能力を高め、いずれは国際競争力の必要性、放射性廃棄物の中間処理技術力の必要性、再稼働とともに廃炉に向けた技術教育等を養いたい。放射線に対して興味・関心を高めるとともに、正しい知識を身につけ、電気が点くのが当たり前ではないことを学習する。
  • 企画者の感想
    • 事前の学習は一通り、既習でしたが、専門家からの直接のお話が聞けて、より具体的な計画と捉えることが出来たのではないかと思います。例えば、日本での地層処分は現実味が薄いと考えていたのが、自分が考えていた予想よりも地層処分が可能である場所があることがわかったので、国内での地層処分は案外、実現できるのではないか、と意識が変化したものや、地層処分地を決定していくためには、放射線についての正しい知識を得て、正しく理解する必要性を感じていました。
      生徒は、実際の施設を見学させていただき、きちんと災害への対策がされていて危ない場所というイメージは無くなったという意識変化や、使用済燃料は高熱だと聞いていたが使用済燃料貯蔵プールでの水の減り具合を聞いて自分が想像していたものより高温であることがわかったなど、水源確保対策に予想外に取り組んでおられることを学習しました。このように実物を見て体験することが正しく理解する上で近道であり、また、理解者を増やすものと思われます。
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • 実際に足を運んでみないと見られないものや気づけないこと、聞けない話など、とても貴重な体験ができたので、すごく有意義な時間を過ごせた。
    • 思っていた以上のことを学べたし、それぞれの機関で地層処分やその工程について、そしてガラス固化体ができる過程について知ることができたので、満足に思った。
    • 今まで文や写真でしか見たことがなかったものが、実際この目で見られてとてもイメージしやすいものになった。全体的にとても充実した活動をすることができたと思っている。
    • 今まで少ししか知らなかった放射性廃棄物の処分を詳しく知ることができ、大変貴重な体験もでき、とても面白い活動だった。高レベル放射性廃棄物は危険なものだと前よりも知ることができた分、適切な処理をできる場所を見つけるのが大事なのだと思った。
    • 放射性廃棄物で事故が起こらないようにと未来のことも考えて適切に処理され、地層処分されようとしていることが分かった。そして原子力発電で生まれる廃棄物の管理は厳重に行われ、しっかりと安全に扱われていることも分かった。