活動レポート

神奈川県放射線友の会(神奈川県) 

見学会の様子
  • 活動内容
    • 幌延深地層研究センター見学会
  • 実施日
    • 2021年10月19日(火)
  • 参加者
    • 5名
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  • 団体の設立経緯・概要
    • 地域住民に対して「放射線の安全・安心」の啓発活動及び医療機関に対して医療対策、特に「放射線安全管理」の支援を行い、医療と福祉の向上発展に寄与することを目指し設立し、機関誌「神奈川放友会Newsletter」の定期発行や「放談会」開催などの活動を行っている。
  • 企画者の感想
      新型コロナ感染拡大の中、関係機関の協力により企画が実現したことに感謝する。原子力発電、核燃料廃棄物等については東日本大震災での原発事故により原発反対の声が大きく、これまで社会ではじっくり議論することが出来なかったと思われる。気候変動問題が話題になり、具体的には日本は「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことが宣言され、CO₂削減問題が浮上した。この問題により、安定した電力を供給できる原子力発電をどのように位置づけるかが、CO₂削減に大きく関係する。「気候分野」で真鍋淑郎先生が、ノーベル物理学賞をはじめて受賞した。大気のCO₂が地球温度に関係し、このままでは地球温暖化が進むとされている。CO₂削減問題が浮上している中、自民党総裁選挙の討論会でも「核燃料廃棄物の処分・新型原子力発電」等が討論され、国民が「CO₂削減」・「核燃料廃棄物の処分・新型原子力発電」について考えるきっかけになっているのではないか。これを機に、国民的論議が出来ることを期待すると共に一般市民対し、特に高度経済成長期育った世代の人に、原子力発電に関係する問題を知って頂く事にもっと力点を置く必要を感じている。
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • とても勉強になった。もっと沢山の人に、地層処分の必要性を知ってもらう活動が必要である。
    • 地層処分の技術の準備が着々と出来ていると思った。300m地下地層の処分技術の開発の出来上がっていると思われた。
    • 地層研究の現場を実際に見学した事で具体的に地層処分の多くの知識を把握できた。
    • 核燃料廃棄物をどのようにしたら良いか、現実の取組みを知ることができた。