活動レポート

北海道函館工業高等学校(北海道) 

見学会の様子
  • 活動内容
    • 幌延深地層研究センター見学会
  • 実施日
    • 2021年10月19日(火)
  • 参加者
    • 8名
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  • 団体の設立経緯・概要
    • 放射性廃棄物の地層処分に関して北海道寿都町が文献調査に応募をしたことで、将来、最終処分場が寿都町に建設されれば地域への風評被害や健康被害が心配されています。そこで私たちは、現在の地層処分方法で、放射線を遮り10万年に渡り地上への安全を保つことができるのか疑問に思いました。今回この活動で北海道にある幌延深地層研究センターを見学して地層処分についての見識を広め、地層処分施設が放射性廃棄物の処分を終えた後どのようになるのか知るために、地層処分事業の理解に向けた選択型学習支援事業に応募しました。
  • 企画者の感想
      岩盤を間近で見て触ってみましたが、これだけ深く、堅く、空気が存在しない場所であれば処分しても問題が無いのかと感じました。オーバーパックの密閉や後に埋め戻し、自然の力で処分する方法を伺い、これしかないと思えました。ぜひ、神恵内村・寿都町の若い方にも見てほしいと思います。また、本校電気科の生徒も、脱酸素や原油の高騰のご時世で生活水準を下げないで電力の供給をどうするかという問題に対し、今すぐ原子力の停止は考えられないと考えているようです。生徒には現有の発電方法と次世代の発電を並行しながら将来の電力供給を考え、よりよい未来を築いてほしいです。最後に実際埋め戻す際はくれぐれも作業員の方が被ばくをすることがないように安全に処分していただきたいと思いました。
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • 今回、初めて参加させていただきました。電気を教えている中で、必ず原子力について教え、なるべく考える材料を与え、自分自身がどう考えるかを大切にしてきました。処分についても今後はしっかり考えてもらえるよう私も教えなければいけないと考え、活かしたいと思います。
    • 坑道を見学して色々な実験や対策などがパンフレット、インターネットに書いていないことを聞くことができたので良かったと思います。
    • 今まで資料やインターネットを通して私達は地層処分について、安全に処分を進めるための工夫及び研究を調べてきましたが、実際に作業を行っている作業員の方のお話を聞くと坑道内の換気を十分にするための仕組みなど今まで知り得なかったことも知ることが出来たので、とても貴重な体験をすることができました。
    • すごく貴重な体験ができたと思いました。実際に核のゴミは入れられないためガラス固化体の温度と同じものを入れ実験していることがわかりました。ただ実際に入れてみると想定外のことは起きるのではないかと思いました。
    • 事前の講習の際に映像で見ていたものを実際に現地へ行って自分自身が体験する事がとても光栄な事でうれしく思いました。またこういった機会があれば参加したいです。
    • 今回初めて地下施設を見ました。実際に見てみて、画像で見たときよりも、しっかりと見た方がインパクトなどがあってよかった。
    • 岩盤を地下250m地点で見せていただき、空気(酸素)がほとんどなく地下水の動きが遅いということが見て理解できました。地下500mの世界も次回ぜひ見たいと思いました。