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みんなの活動レポート 地層処分に係る地域団体の学習活動のレポートをご紹介します。

京都大学大学院 計測評価工学分野研究室(京都)
2018年度 近畿エリア

活動内容
勉強会、日本原燃(株)見学会
実施日
2018年12月6日~7日
参加者
6名

勉強会の様子

団体の設立経緯・概要

本団体は京都大学の研究室である。代表者は、2012-2017の間、スイス放射性廃棄物管理共同組合(Nagra)でプロジェクトマネージャーとしてスイスの地下研究所で様々な原位置試験を実施した。
2017年8月より本研究室に赴任し、同分野に関する研究を継続するとともに、講義を通して地層処分について学生の理解を深める機会を設けたり、国内の地層処分研究者に対しても先行する欧州の動向について紹介するなどの活動をしている。

企画者の感想

学生が記入したアンケートを見ると、(自分がそうであったように)講義で聞くのと実際に見るのとは全く理解の度合いが異なるように見えた。まさに「百聞は一見に如かず」ということである。
NUMOが出前授業でやっているベントナイトの試験は「百見は一触に如かず」ということであろう。まさに実際に触ってみてそのシール性能を体感するものである。このような要素は、一般の人たちへの周知活動に取り込まれるとよいと感じた。 実際、今回参加した学生の一人も卒業研究のためにベントナイトを乾燥密度1.6, 1.7 g/cm3などと自分で締め固めてみて、その締め固まり度合いを実感し、「こんなに密なら安全なのだろう」などと漠然とした感触を得たと話していた。

情報発信

研究室ホームページに、見学会のレポートを掲載(研究室ホームページはこちら

参加者の感想(アンケートから抜粋)

  • 何重にも施された再処理施設のセキュリティ体制をまじまじと体感することが出来て良かった。
  • 普通は立ち入る事の出来ないような施設を見学するころが出来た。
  • 大がかりな重要施設を見学できたので満足。セキュリティも万全だと感じた。
  • 全体的に満足だったが、PRセンターなどもう少し時間があるとより理解出来た。
  • 地層処分についてはもちろんのこと、発電することに際しても2重、3重の安全設備・対策がなされていたことにここまでしているのかと驚くとともに、それを上回る自然災害の存在を改めて認識した。
  • 今まで注目を浴びていたのは放射性物質そのものであり、その後の処理の仕方について触れられることは少なかったと思う。そのため非常に良い機会であったと感じた。
  • 安全性を高めるために考えうる最善策を尽くしているのだろうという事が分かった。写真などで見ただけでは分からない規模の大きさで、現場の働く人達の様子を見ることが出来て良かった。しかし、やはり超長期にわたる管理は国家の枠組みが変わったり、想定されない事態が起きたりしたら困難になるのではないかと思った。
  • 非常に丁寧な説明がガイドの方からあり、理解を深めることが出来た。

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