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みんなの活動レポート 地層処分に係る地域団体の学習活動のレポートをご紹介します。

若者と地層処分を考える会(東京)
2018年度 関東エリア

活動内容
幌延深地層研究センター 見学会
実施日
2018年10月4日(木)
参加者
7名

見学会の様子

団体の設立経緯・概要

2005年以降、原子力開発にかかわる産学官から集まったシニアが、それまで培ってきた経験と見識を生かしエネルギー、原子力、放射線について草の根レベルの理解を醸成するために学生など若者との対話や交流を実施してきた。特に、本学習会では、幌延深地層研究センターの見学および見学会に先立ち参加者の「知りたいこと、聞きたいこと」に焦点を当てた勉強会を行い地層処分に関する基礎知識を学生たちと共有することを目的とする。

企画者の感想

見学会

  1. 昨年までの見学会の企画者感想で、「百聞は一見にしかず」と見学者が感じたことを述べた。本年度の見学会は、幌延を初めて見学する大学等の教員および学生が、やはり「百聞は一見にしかず」との感想を持ったようだ。
  2. この企画には、大きく3つの特徴がある。(1)主催団体が外部の大学生や若い社会人に参加を呼びかけて開催すること。(2)参加者が最終処分問題について聞きたいことを中心に学習できる機会として学習会を開催するだけでなく主催団体に属する専門家が無償で講師を務めること。(3)エネルギー、原子力、放射線に精通したシニアが、今後日本を指導していく立場になる若者との学びの場を持つこと。
  3. 参加者の感想では、深地層の施設の見学は「わくわく」感を覚え座学には代えがたい時間となったこと、処分地選定に向けた「対話の場」の重要性を指摘し国、NUMOの進める政策が肯定され学習会の成果が出ていること、この見学会・学習会が最終処分問題を自分事として考えるきっかけとなったこと、さらに、処分地が見つかっていないことが問題であることを知ったことなどの感想があり、主催者として期待以上の結果であると思った。
  4. 極めて多忙な教育現場にある先生方や就職などで繰り返し学習する機会を持ちにくい学生たちが、今回の経験をどのように生かしていけるのか、フォローアップへの取り組みが重要だ。
  5. また、見学会が「対話の場」をどのように作れるのかと言う課題解決に向けてヒントを秘めているように思った。

参加者の感想(アンケートから抜粋)

  • まず、現地で見て聞いて感じることがこれからいろいろな判断を下す時に役立つと思うので非常に有益だった。
  • 大変有意義だと思う。学生を連れてくると特に良い経験になると思う。
  • そもそも地層処分はどのように行われているのか、知る事が出来た。また、処分施設の選定についても数十年単位で行われるということで、研究が進められている事を知る事が出来て良かった。
  • 地層処分について初めて触れたが、簡潔なスライドやビデオ、現場見学により分かり易く内容を理解することが出来た。
  • 「幌延深地層研究センター」について大変分かり易い説明であり、その重要性が良く理解できた。
  • 地下見学の際、各試験現場で非常に分かり易い説明であった。

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