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みんなの活動レポート 地層処分に係る地域団体の学習活動のレポートをご紹介します。

岩盤地下研究会(兵庫)
2025年度 近畿エリア

活動内容
勉強会、日本原燃(株)見学会
実施日
2025年11月16日(日)~17日(月)
参加者
8名

団体の設立経緯・概要

参加予定者の大半は放射性廃棄物(主に地層処分)に関する業務(あるいは研究)をした経験・継続中の人たちになる。本会代表はこれまで様々な形で地層処分に関連する業務にかかわってきた。これらの業務を通して技術開発や研究を実施してきた人たちに声をかけて、下記の理由で六ヶ所村の施設について勉強すべくこの団体を作った。
参加予定の社会人グループは、放射性廃棄物地層処分の業務を通して関係する人である。学生は放射性廃棄物に関するテーマについて興味をもったり勉強をしている。地層処分に関連する業務にかかわっていても、六ヶ所村の施設(特に再処理、濃縮)について学ぶ機会は実は非常に限られている。したがって、本学習支援プログラムを通して施設の最新の状況について見学・勉強する機会とさせていただきたい。これまでの個々人の活動実績としては、地層処分に関連する技術開発について学会発表などを通して安全な地層処分技術の確立・周知に貢献している。

企画者の感想

当グループの参加者は主に地層処分に関しては異なるレベルではあるが、それぞれ業務や勉学・研究を通して知っていた。しかし、普段原子燃料サイクルについて触れることが少なかったこともあり、見学先として六ヶ所の日本原燃の施設を選択した。また、勉強会でも原子燃料サイクルに重点を置いてほしい旨事前にお伝えしたところ、大学の先生が講師として来て下さった。新しいスライドや情報に触れ大変新鮮な勉強会となり、その後の施設見学での理解がより深かったと感じる。全員の印象もかなり良かったことから、大成功であったと思っている。強いてコメントするとするならば、勉強会が1時間30分では足らなかったこと。質疑も活発であったことから、もう1時間あったらよいと思うほどであった。それ程有意義な機会だったと思う。

参加者の感想(アンケートから抜粋)

  • 地層処分について、インターネットの広報や対面での説明会など、世の中で取り上げられるが、そもそものガラス固化体がどういうもので、どういう処分が必要か、といったことを見聞きする機会は少ないので、よい会になった。特にフランスから返還されたうちの一部は、すでに30年が経過しているという事実は、国民がみな認識すべきといえるくらい大事ではないか。こういった機会・活動の重要性を示すと思われる。
  • 燃料の再処理、廃棄プロセスについてだけでなく、製造に関する情報も得られたのが良かった。
  • 特に再処理工程を模擬的に展示している資料館の見学が分かりやすく勉強になった。
  • 私も研究者なので、品質管理に関して役立つよう貢献したいと思います。また若い世代に引き継いで行きたいと思いました。
  • この活動は大変有意義でした。次回、JAEA東海にも伺いたいです。また、この活動について周囲の人たちに紹介したいと思います。

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