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みんなの活動レポート 地層処分に係る地域団体の学習活動のレポートをご紹介します。

名大Interクラブ(愛知)
2025年度 中部エリア

活動内容
日本原燃見学会
実施日
2025年12月19日(金)
参加者
6名

団体の設立経緯・概要

名大Interクラブは、Interpretation、Interaction、Interdisciplinary、Interweaveの4つの“Inter”を旗印に、名古屋大学大学院の化学・生命科学系博士課程の学生により立ち上げられた研究・学習コミュニティである。メンバーは全員が化学・生命科学分野を専攻しており、名古屋大学の化学・生命科学系人材の博士号取得支援団体に選抜されている。これまで、分野横断的な視点を養うことを目的とし研究交流会や勉強会を企画・実施してきた。また、放射線教育活動や、科学的な交流に関するワークショップを実施してきた。私たちは自身の研究を遂行する傍ら、研究内容等を高校生など研究と直接関係のない方々にも伝えていきたいと考えている。

企画者の感想

我々大学院生をはじめ研究者が研究活動を継続するためには「社会を動かす基盤」としてのエネルギー供給が不可欠である。したがって,我々研究者自身が原子力発電をはじめとするエネルギー問題に対して最低限の知識を持つだけでなく、現状を踏まえた自らの考えや判断軸を形成しておくことは必須である。近年は、国際情勢の変化や価格変動が研究現場にも波及し、研究環境の安定性そのものがエネルギーに左右される局面が増えている。こうした状況下で研究者がエネルギーを「専門外だから」と距離を置くことは難しく、むしろ研究の計画性や持続性を支える教養として捉える必要がある。
また、同時に研究者が国家や社会から経済的支援を受けて研究に従事している以上、我々には研究成果だけでなく、研究の意義や研究者の役割を一般へ広く伝える責務があると考えている。研究は閉じた共同体の中だけで完結するものではなく、社会の理解と信頼の上に成り立つ活動である。そのため、専門的な内容を分かりやすく言語化し、なぜ今この研究が必要なのか、どのような価値につながり得るのかを丁寧に説明する姿勢が求められる。
本企画では、我々自身が学ばせていただくと同時に、高校生とともに学びながら大学院生(研究者)がどういう存在であるかを伝える良い機会であった。高校生の率直な疑問や視点に触れることで、自分たちが当然視していた前提が実は共有されていないことに気づかされ、説明の仕方や論点の整理の重要性を再認識した。同時に、研究者側も一方的に教える立場に留まらず、社会が何を不安に思い、何に期待しているのかを学び取る姿勢が必要だと感じた。
我々研究者は社会課題について知見を広め、研究へフィードバックすることで、社会課題の解決に貢献していく必要がある。その際、研究室内での成果創出だけでなく、広報的な活動や対話の場づくりを通じて、研究の意義を共有し続けることが重要であると学べた。本企画で得た視点を今後の研究活動に取り込みながら、我々の研究の社会的価値をより明確に示せるよう取り組んでいきたい。

参加者の感想(アンケートから抜粋)

  • 内容だけでなく、社会的事情など背景知識込みで理解が深まった。
  • プライベートの旅行でも原燃PR施設はおすすめで、実際に視察したりなかったためまた行きたいと思う。全国のこのような施設も視察したい。
  • 貴重な機会でとても楽しく学ぶことができました。実際に再処理工場にも入構できたため規模感もわかるとてもいい機会になりました。
  • 予算支援があったからこそできた活動であり非常に感謝している。

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