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みんなの活動レポート 地層処分に係る地域団体の学習活動のレポートをご紹介します。

久代学童保育農業プロジェクト(神奈川)
2025年度 関東エリア

活動内容
幌延深地層研究センター見学会
実施日
2025年12月25日(木)
参加者
7名

団体の設立経緯・概要

岡山県倉敷市久代地区において、地域の遊休農地を活用し、学童期の子どもたちに「自然・地域・福祉・食」をつなぐ体験の場を提供することを目的に、2024年に立ち上げられた。発起人は、特別支援教育に携わる教員や地域住民、学童保育関係者であり、「子どもの心を見てくれる大人」を増やす教育実践の一環として始まった。
当初は、総社市近郊の学童保育の子どもたちが中心となり、農園での「米のもみまき→育苗」「収穫と天日干し」「加工体験」などを行い、地域の高齢者や福祉事業所とも連携。2025年度には、スヌーズレン教育や農福連携をテーマに、食と感覚の融合を目指した学びのプロジェクトとして発展している。
また、学童期の子どもが「生きる手応え」を得るための原体験の場として、保護者・地域ボランティア・大学研究者が共同で運営。地産地消・地域福祉・環境教育の三本柱を掲げ、学校教育との連携を図っている。

企画者の感想

この度は、事前勉強会から幌延深地層研究センターの現地視察に至るまで、多大なるご支援を賜りました関係機関の皆様に厚く御礼申し上げます。特に、エネルギー問題という複雑かつ重要なテーマについて、私たち教育関係者が納得感を持って現場へ持ち帰れるよう、丁寧な情報公開と対話の場を継続して提供されている広報活動の熱意に、深く敬意を表す。
今回の視察を通じ、地下 350m での最先端技術が「次世代の安全」を支えていることを確信した。
私たち教育団体としては、この科学的知見を「自分たちの生活と未来」に繋がる生きた教材として、いかに子供たち、特に多様な特性を持つ生徒たちに伝えていくかが使命であると考えている。
今後も、行政・研究機関・教育現場が手を取り合い、透明性の高い情報発信を通じて、社会全体でこの課題を考えていく一助となれるよう取り組む。

参加者の感想(アンケートから抜粋)

  • 地層処分に対する理解が得られる様に努力している事を理解した。
  • 様々な学びや経験ができたので、引き続き参加したいです。
  • 地下 350m の坑道で実際に岩盤に触れ、ベントナイトの吸水実験を目の当たりにしたことで、机上の空論ではない「地層処分」の具体性を肌で感じることができました。  特に、ベントナイトが水を吸って膨らみ、隙間を埋める様子は、視覚や触覚による理解が重要な特別支援学校の生徒にとっても、非常に有効な教材になると確信しました。
  • 高レベル放射性廃棄物の処分問題は、避けて通ることのできない「現代社会の負の遺産」の解決です。本視察を通じ、この問題は単なる科学技術の課題ではなく、地域との信頼関係や合意形成といった「人と社会の繋がり」の課題であることを再認識しました。  肢体不自由の生徒たちにとっても、社会の一員としてこうした複雑な課題にどう向き合い、判断していくかという「主権者教育」は重要です。科学館のような「楽しい」展示だけでなく、解決の難しさや地域の葛藤を含めた「誠実な情報」を教育現場へ届けていくことの意義を強く感じました。
  • 施設自体のバリアフリー化が進んでいることは心強い点でしたが、身体的制約により現地訪問が困難な生徒も少なくありません。  今回の視察で実感した「地下世界の圧倒的なスケール感」を、VR(仮想現実)や高精細な 360 度動画、あるいはオンラインでのリアルタイム中継などを通じて、教室にいながら体験できる仕組みをさらに強化していただきたいと切望します。最先端の研究施設だからこそ、教育におけるデジタル活用の先駆的なモデルケースとなることを期待しています。

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