活動レポート

近畿大学 原子力研究所(大阪府) 

勉強会の様子
  • 活動内容
    • 勉強会
  • 実施日
    • 2018年9月14日(金)
  • 参加者
    • 17名
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  • 団体の設立経緯・概要
      近畿大学原子力研究所は、極低出力の教育研究用原子炉を保有しており、昭和36年の設立以来、学内外の学生・研究者に学生実習や照射実験の場として利用されています。今回応募するのは、原子力研究所で卒業研究を行っている理工学部・電気電子工学科と生命科学科の学生のグループです。主に放射線計測や放射線の生物影響等の研究を行っており、原子力分野への就職・進学が決まっている者も多く含まれています。
  • 企画者の感想
    • 勉強会には、学生13名及び教員4名が参加しました。ご講演は原子燃料サイクル全般を網羅するものであり、大変わかりやすい内容でした。学生からの積極的な発言や質問が少なく、議論が活発化しなかったことは残念でした。まだ国内では原子燃料サイクル施設の本格操業に至っていないため、原理的な説明が中心であり、実際についての課題が見えにくかった点もあるかと思いました。英国や仏国におけるこれまでの歴史・現状などもご紹介いただけると、よりイメージされやすいのではないかと思いました。学生の見学予定者8名に対して、13名の参加があり、原子力分野を学ぶ学生が本テーマに一定の関心をもっているように感じました。
  • 情報発信
    • ホームページ掲載
      • 勉強会後、9月21日(金)に実施した青森県六ヶ所村の日本原燃(株)見学会と併せて、近畿大学原子力研究所ホームページに掲載いたしました。
      •  ホームページはこちら
    • 原研ニュースへの投稿
      • 実施日 :2019年1月31日
      • 発行部数:3,000部
      • 実施内容:ホームページ掲載の見学報告に関する記事を年刊「原研ニュース」(3000部発行)に掲載しました。

  • 記事を掲載した原研ニュース
  • 参加者の感想(アンケートから抜粋)
    • 日本は資源に乏しい国であるのに、消去法でガラス固化を選択していることは少々疑問に感じた。
    • 高レベル放射性廃棄物を処分するための技術が現在どのような状況であるのか、地層処分事業が模索されるまでどのように進行していくのが分かったのでよかった。
    • 地層処分で10万年かかるスケールの大きさに驚いた。10万年かかるのであれば今すぐ決めようと決めなくてもよいのではと思った。
    • ガラス固化体やベントナイトがどういった仕組みで用いられているか初めて知ることができ、有意義な講義だと思った。
    • 2,3回程、地層処分について話を聞いたことがあったが実際にどれほど技術が進んでいて、地層可能場所が挙げられているほどには次に進めているのは良いことだと思った。
    • 地層処分について初めてのイベントだったので、知らなかったことが多く、勉強になった。
    • 最近話題となっているお話で一番に感じたことは、私達の世代が中心となり、処分事業を行っていくべきであると思った。